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【2026年最新版】ビジネスフォンメーカー徹底比較8選!失敗しない選び方・導入のポイントを徹底解説

ビジネスフォンメーカー徹底比較8選
2026.02.04

 

 

【2026年最新版】ビジネスフォンメーカー徹底比較8選!失敗しない選び方・導入のポイントを徹底解説

ビジネスフォンの導入は、企業の業務効率コストに直結する重要な判断です。しかし、メーカーや機種の種類が多すぎて、「どれを選べばいいかわからない」と悩む担当者の方も多いでしょう。

この記事では、国内主要メーカー8社を徹底比較し、クラウドPBX型(従来のビジネスフォン)とオンプレミス型(クラウドPBX)の違い、失敗しないための8つの選定ポイント、そして具体的な導入コスト削減術まで詳細に解説します。この記事を読めば、自社に最適なビジネスフォンシステムを自信を持って選べるようになります。

本記事の主要なポイント

  • 国内主要ビジネスフォンメーカー8社の強みと推奨機種を一覧で比較。
  • 初期費用を抑えるクラウドPBX型と、安定性重視のオンプレミス型の違いを解説。
  • 将来的な拡張性や保守の観点から見たメーカー選定の極意。

2. ビジネスフォンとは?基本的な仕組みと家庭用電話機との決定的な違い

ビジネスフォンとは、1つの主装置(交換機やPBXとも言う)で複数の外線と内線を共有・制御する電話システムです。一つの番号を複数人で共有でき、内線転送や保留といった業務に不可欠な機能が充実しているのが特徴です 家庭用電話機と根本的に異なる、企業の電話業務用に特化した多機能電話システムです。その違いは、システムを構成する要素にあります。

2-1. ビジネスフォンを構成する3つの要素と役割

家庭用電話機が回線と電話機を1対1で接続するのに対し、ビジネスフォンは「主装置(しゅそうち)」を介して複数の電話機や外部回線を管理します。

要素 役割 詳細
① 主装置(ビジネスフォンの役割の一部) 「司令塔」として機能 外線と内線、内線同士の接続・制御を行います。通話録音、転送、グループ着信など、多機能を実現するための心臓部です。オンプレミス型ではオフィスに設置されます。
② 多機能電話機 専用の端末 主装置に接続される専用電話機。保留・転送ボタン、ランプ表示、短縮ダイヤルなど、業務効率化のための機能ボタンが多く搭載されており、家庭用電話機では利用できません。
③ 外線(電話回線) 外部との通信手段 アナログ回線、ISDN回線、そして近年主流のひかり電話(IP電話)などの種類があります。主装置の外線ユニットに接続されます。

2-2. 家庭用電話機にはないビジネスフォンのコア機能(効率化の鍵)

ビジネスフォンの最大のメリットは、以下の多機能性が標準搭載されている点にあります。

  • 内線通話(無料):主装置に繋がれた電話機同士の通話は無料です。VPN接続し拠点間内線化を行い拠点跨ぎでの通話料無料化が可能です。
  • 保留・転送機能:外線を一旦保留にし、内線で担当者を呼び出し、スムーズに電話を取り次ぎます。これにより、顧客の待ち時間を最小限に抑えます。
  • 代表番号着信:1つの代表番号に対し、複数の電話機で同時に着信を受けることができます。これにより「話し中」を減らし、機会損失を防ぎます。
  • グループ着信(スライド着信):特定の部署にかかってきた電話を、その部署内の空いている電話機へ自動で順番に振り分ける機能です。
  • スマートフォン連携(モバイル内線):社員のスマートフォンを内線端末として利用できます。テレワークや外出中でもオフィスの代表番号で発着信ができ、業務が中断されません。

3. 導入形態の選択:クラウドPBX型とオンプレミス型の徹底比較

ビジネスフォンの主装置の設置場所によって、システムの導入形態が大きく2つに分かれます。これは、初期費用やランニングコスト、そして将来的な働き方に直結するため、非常に重要な選択ポイントです。

3-1. クラウドPBX型(クラウドフォン):柔軟性とコスト効率を重視

  • 仕組み:主装置(PBX)の機能をクラウドサーバー上に構築し、インターネット回線(SIP専用電話機またはスマートフォンアプリ)を通じてサービスを利用します。
  • 初期費用主装置の購入・設置工事が不要なため、初期費用を大幅に削減できます。
  • 場所の制約:インターネット環境があれば、オフィス、自宅、外出先どこでも内線・外線が利用可能(モバイル内線が標準)。テレワークとの親和性が非常に高いです。
  • 拡張性:IDを追加するだけで、電話機や回線数の増減に柔軟に対応でき、事業規模の拡大に迅速に対応できます。
  • デメリット:インターネット回線の状態に左右されるため、環境によっては音質が低下するリスクがあります。月額のランニングコスト(IDごとの利用料)が発生します。

3-2. オンプレミス型(従来型ビジネスフォン):安定性とカスタマイズ性を重視

  • 仕組み:主装置を自社オフィス内に設置し、物理的な配線(LANケーブルや電話線)で電話機を接続します。
  • 初期費用:主装置の購入費用と設置工事費が発生するため、初期投資額はクラウド型よりも高額になります。
  • 場所の制約:基本的にオフィス内での利用が前提となります。ただし、機種によってはオプションでスマートフォン連携も可能です。
  • 通信の安定性:自社内の専用設備であるため、インターネット環境に左右されず、非常に安定した通話品質を維持できます。
  • デメリット:主装置の物理的な収容数に限界があるため、大規模な増設には機器の入れ替えが必要になる場合があります。
比較項目 クラウドPBX型 オンプレミス型(従来型ビジネスフォン)
初期費用 低(主装置不要) 高(主装置購入・設置工事費)
ランニングコスト 月額利用料が発生 なし
通話品質 回線環境に左右される 安定性が高い
テレワーク対応 非常に優れている オプションで対応可能
拡張性 非常に高い(ID追加のみ) 主装置の収容数に依存

4. 【メーカー比較8選】国内シェア上位メーカーの強みと推奨機種

国内のビジネスフォン市場は、NTT、NEC、SAXA(サクサ)、Panasonicなどが高いシェアを持っています。各社の特徴を理解し、自社のニーズに合ったメーカーを選びましょう。

4-1. メーカー別比較一覧表

メーカー名 主な特徴・強み 代表的な機種・シリーズ 推奨される企業規模・利用シーン
NTT 国内シェアNo.1。高い信頼性と全国のサポート網。中古市場の流通量も豊富で保守が容易。 αZXシリーズ、αN1シリーズ 企業の規模・業種を問わず、安定性拡張性を最優先する企業。
NEC 大手ならではの高い機能性と拡張性。特にコールセンター向け機能、ハイブリッド(オンプレミス・クラウド連携)に強み。 Aspire6、Aspire WX plusシリーズ 大規模企業コールセンター、多機能と安定性を両立させたい企業。
SAXA(サクサ) コストパフォーマンスデザイン性に優れる。使いやすいインターフェースと、高いセキュリティ機能。 PLATIAⅢシリーズ、Agrea HM700Ⅱ 中小企業、デザインやユーザビリティを重視する企業。初期費用を抑えたい場合。
Panasonic(パナソニック) 使いやすさを追求した操作性。通話録音・転送などの実用的な機能を標準搭載した、バランスの良い機種が多い。 La Relier(ラ・ルリエ)シリーズ 中小企業、多機能かつ高いコストパフォーマンスを求める企業。
HITACHI(日立) PBXメーカーとしての実績に基づいた堅牢なシステム高いシステム連携性。大規模なIPネットワーク構築に実績。 integral-Xシリーズ 中堅大規模企業、基幹業務とのシステム連携を重視する企業。
IWATSU(岩崎通信機) 高い技術力とオペレーション性能に定評。ホテル、病院、官公庁など、特殊環境での導入実績が豊富。 Frespecシリーズ 特定の業界(宿泊、医療など)で高機能なモデルを求める企業。
NAKAYO(ナカヨ) デザイン性小規模オフィス向けの扱いやすさが特徴。日立のOEM供給も行うなど技術基盤も持つ。 NYC-Xシリーズ デザインと小規模オフィスでの使いやすさを重視する企業。
富士通 高度なネットワーク連携セキュリティに強み。大規模な企業向けシステム構築に実績多数。 IP-Pathwayシリーズ 大規模企業、高度なネットワークとの連携や情報セキュリティを重視する企業。

4-2. メーカー別:詳細解説と推奨機種の深掘り

NTT:業界のスタンダードと圧倒的な信頼性

NTTのビジネスフォンは、日本の電話インフラを支えてきたNTTグループの製品ということもあり、安定性と信頼性が他社製品に比べ群を抜いています。全国に販売網と保守体制が整備されており、地方の企業でも安心して導入できます。また、流通量が多いため、増設時の部品調達や中古品の利用もしやすいのが特徴です。

  • 推奨機種:αZXシリーズ – 大規模から小規模まで対応できる高い拡張性と、IP電話時代に対応したクラウド連携機能も搭載した最新鋭の機種です。

NEC:大規模環境とハイブリッドへの強み

NECは、PBX分野で特に高い技術力を持っています。特徴は、大規模なコールセンター機能と、オンプレミスとクラウドを柔軟に組み合わせるハイブリッドシステムの構築に強い点です。全通話録音や高度な着信振り分けなど、応対品質向上に役立つ機能が充実しています。

  • 推奨機種:Aspire6シリーズ – クラウド連携を強化しつつ、従来の安定性も維持。特にコールセンター機能や連携機能の豊富さが特徴です。

SAXA(サクサ):中小企業に優しい高性能モデル

SAXAは、コストパフォーマンスに優れたビジネスフォンを提供しています。無駄を省きつつ、必要な機能(通話録音、留守番電話など)をしっかり搭載。デザイン性も高く、オフィスインテリアに馴染みやすい点も評価されています。中小企業やSOHOに最適なモデルが豊富です。

  • 推奨機種:PLATIAⅢシリーズ – 拡張性とセキュリティを両立させた主力機種。中小企業の多様なニーズに対応できるバランスの良さが魅力です。

5. 失敗しない!ビジネスフォン選定のための8つのチェックポイント(詳細解説)

メーカー比較を理解した上で、導入を成功させるために絶対に確認すべき8つの具体的な項目を詳細に解説します。

5-1. チェックポイント1:必要な端末台数と最大同時通話数(回線数)

現在の従業員数に加え、今後3~5年の増員の計画を考慮に入れる必要があります。特に重要なのが同時通話数(外線数)です。外線数が少ないと、外部からの電話が「話し中」で繋がらないという事態が発生し、ビジネスチャンスの損失に繋がります。

  • 計算目安:一般的に、社員3~5人に対し、外線1回線が目安とされます。応対頻度が高い業種(例:コールセンター、予約業)では、社員2人に対し1回線など、より多くの回線が必要になります。

5-2. チェックポイント2:必須機能と業務課題の解決

単に「電話ができればいい」ではなく、自社の具体的な業務課題を解決できるかという視点で機能を検討します。

課題 解決できる機能 効果
テレワークでの電話対応 スマートフォン連携(モバイル内線) 出社不要でオフィスの代表番号対応が可能。
顧客とのトラブル回避(カスハラ対策) 通話録音機能 言った言わないのトラブル防止、応対品質のチェック。
着信の取りこぼし グループ着信、自動音声応答(IVR) 電話の鳴りっぱなしを防ぎ、担当者へ確実に接続。

5-3. チェックポイント3:回線の種類と通話コストの最適化

現在利用している回線(アナログ、ISDN、ひかり電話)が、導入機種に対応しているか確認が必要です。特に、コスト削減を目指すならIP電話(ひかり電話)への切り替えを検討すべきです。ISDNは2028年12月31日(日)でサービス終了となっております

  • IP電話のメリット:基本料金や通話料が従来の固定電話回線より安価な場合が多く、特に長距離通話や、拠点間の通話が多い企業では大幅なコストダウンが見込めます。

5-4. チェックポイント4:将来的な拡張性と保守部品の流通量

ビジネスフォンは一度導入すると長期にわたり使用します。特にオンプレミス型の場合、主装置の電話機の最大収容数や電話回線の最大収容数が、将来的な増員や拠点増加に対応できるかを確認しましょう。また、メーカーのシェアが高いほど、製造終了後もビジネスフォン中古保守部品の流通が続きやすく、長期的な運用が容易になります。

5-5. チェックポイント5:導入コストとランニングコストの総合比較

初期費用だけでなく、5年、10年といった長期的な視点で、トータルコストを比較することが重要です。

  • クラウドPBX型:初期費用は低いが、ID数に応じた月額費用が発生するため、利用者が増えるとランニングコストが膨らむ可能性があります。
  • オンプレミス型:初期費用は高いが、月額費用は発生しない為、長期的な視点で見るとコストが安定する傾向があります。

5-6. チェックポイント6:既存システムとの連携(CTI・CRM)

顧客管理システム(CRM)や営業支援システム(SFA)とのCTI連携は、電話応対の質を劇的に向上させます。着信と同時に顧客情報がPCに表示されるため、迅速かつパーソナルな対応が可能になります。候補機種が利用中のシステムと連携可能か、事前に確認が必要です。

5-7. チェックポイント7:サポート体制と故障時の対応スピード

電話はビジネスの生命線です。万が一の故障やトラブル時に、迅速なサポートを受けられるかは非常に重要です。故障時の代替機の貸し出しがあるかなど、保守契約の内容を細かく確認しましょう。

5-8. チェックポイント8:電話機のデザインと操作性

電話機は社員が毎日使うツールです。操作性(ボタンの配置や液晶の見やすさ)が悪ければ、ミスの原因となり、業務効率が低下します。可能であれば、ショールームなどで実機を触り、社員が使いやすいデザイン・操作性であるかを確認することも大切です。

6. 【コスト削減の裏技】中古ビジネスフォンの活用と注意点

初期費用を抑えたい中小企業やスタートアップにとって、中古ビジネスフォンの導入は有効な選択肢の一つです。

6-1. 中古ビジネスフォン導入のメリットとデメリット

  • メリット
    • 初期費用の大幅削減:機器代を新品の半額以下に抑えられることが多いです。
    • 導入の迅速性:在庫があればすぐに導入できます。
    • 保守部品の確保:現在利用中の機種が生産終了している場合でも、増設用の同じ機種の部品を調達できる可能性があります。
  • デメリット
    • メーカー保証がない:通常、購入業者による独自の保証となります。
    • 寿命が短い:既に数年使用されているため、新品に比べ故障リスクが高まります。
    • 最新機能がない:クラウド連携など、最新機種が持つ高度な機能は利用できませんが在庫によっては現行品や1つ前の機種があるので相談しましょう

6-2. 中古品を選ぶ際の注意点

中古品を選ぶ際は、以下の点に特に注意が必要です。

  1. 主装置の収容数:導入時、主装置の容量を確認し、電話機増設の可否や電話回線chアップの可否など必ず確認しましょう。
  2. 保守契約の有無:中古品でも、購入後に業者と別途保守契約を結び、故障時の対応を確保しておくことが必須です。
  3. 回線の種類:古い機種はIP電話回線に対応していない場合があるため、必ず対応回線を確認しましょう。

7. まとめ:最適なビジネスフォンを選定するロードマップ

最適なビジネスフォンを選ぶことは、単なるインフラ整備ではなく、企業の未来の成長を支える重要な投資です。以下のロードマップに従って、確実に選定を進めましょう。

7-1. 最適機種選定のための3ステップ

ステップ1:要件の明確化

  • 必須要件:必要な同時通話数、端末台数、利用したいコア機能(モバイル内線など)を確定させる。
  • 働き方:テレワークが中心か、オフィス勤務が中心かを確認し、クラウド型かオンプレミス型かを仮決定する。

ステップ2:メーカーの絞り込みと相見積もり

  • メーカー選定:「4. メーカー比較8選」を参考に、安定性、コスト、機能性の優先順位に基づき、候補メーカーを3から4社に絞り込む。分からない場合はビジネスフォン販売業者や電話工事業者へ相談してください
  • 相見積もり:複数の業者から導入コスト(内訳明記)、月額ランニングコスト、保守サポートの内容について相見積もりを取り、比較検討する。

ステップ3:最終決定と導入準備

 

  • トータルコストとサポートの確認:初期費用だけでなく、5年間または10年間のトータルコストで最も有利な提案を選び、故障時の対応スピードと範囲(保守契約)を最終確認する。
  • 導入:契約後、ビジネスフォン・電話工事の専門業者による現地調査、回線工事、主装置の設置・設定、電話機の設定を行い、導入完了となります。

最終チェックリスト:導入前に確認すべきこと

  • 必要な同時通話数は確保できているか?
  • 既存システム(CRM/SFA)との連携は可能か?
  • 故障時のサポート体制(対応時間・代替機)は十分か?
  • 今後の増員計画に対し、拡張性のあるシステムか?

ビジネスフォンの導入は、業務効率化と通信コスト最適化の鍵です。選定時は、同時通話数や内線数といった「規模」に加え、スマホ連携やテレワーク対応などの「機能」を検討しましょう。 信頼性重視なら実績あるNTT・SAXA(サクサ)・NCE等の従来型ビジネスフォンのオンプレミス型、初期費用を抑え柔軟に運用したいならクラウド型が適しています。将来の拡張性や保守サポート体制も確認し、自社の働き方に最適な一台を選ぶことが成功のポイントです。