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ビジネスフォン|コードレス電話機の導入

ビジネスフォン コードレス
2022.02.16

ビジネスフォンの子機・コードレス・コードレスフォン・PHS

 

コードレス電話機

自由に持ち運びが出来るビジネスフォンの子機(コードレス電話機)は移動しながら通話が多い方や 電話配線が届かない場所へ設置することが可能な無線電話機です

 

こんな方へおすすめの記事です!
 
✔コードレス電話機の導入を検討している方
✔ビジネスフォン子機を増設したい方
✔コードレス電話機の仕組み

 

コードレス電話機の仕組み

 

ビジネスフォンで利用するコードレスは、主装置とアンテナを有線で接続し、コードレスへ電波を飛ばすことにより、無線で使用可能となります。
コードレスはアンテナとコードレス電話機を1対1で接続する方式と、アンテナ1機に対して、コードレス電話機を複数台接続する方式の2種類あります。

 

コードレス電話機の種類

 

ビジネスフォン デジタルコードレス

 

・アナログコードレス
380MHz電波方式で、一般的に家庭用電話機などでも使われているコードレスです。
特徴として、壁やガラスなどの障害物を避けアンテナから50~70m程度離れた場所でも電波が届きます。
ただし、音質に関してはデジタルコードレスやDECTコードレスと比較すると余り良くないです。

・デジタルコードレス
2.4GHz電波方式で、現在のビジネスフォンでは主流です。
デジタルコードレスは、1つのアンテナから複数台のコードレス電話機へ接続可能な為、アンテナ機器のコスト削減や設置工事費の削減になります。
音質は非常にクリアで、固定型の多機能電話機と引けを取らないほど良いです。
電波に関して理論値で100mなどカタログや資料には記載がありますが実際は30-50m程度と考えたほうが良いでしょう。

・DECTコードレス
1.9GHz電波方式で、コードレスの中で一番電波干渉せず、音質も非常にクリアです。
正式には「Digital Enhanced Cordless Telecommunications」です。
DECTコードレスはアンテナとコードレス電話機を1対1で接続する方式で、次世代コードレスの位置づけですのでこれからビジネスフォンで子機を使用する場合はDECTコードレスが増えてきます。

・カールコードレス
Bluetooth電波方式で、多機能電話機と受話器を繋ぐコードが無く、受話器本体がBluetoothの通信でコードレスとなります。
カールコードレスは置き型の多機能電話機として利用もでき、席から離れて通話するコードレス電話機としても利用できる優れたコードレス電話機です。
ただし、購入価格に関しては通常の多機能電話機の倍近くになりますので、使用用途に応じて検討が必要です。

 

メーカー別 コードレスの種類

 

NTTビジネスフォン コードレス

ACL-SET-<1> アナログコードレス 1対1で接続します

DCL-S<1>CS-<1><M> CS1マスターアンテナ 最大1台までデジタルコードレスが接続できます
DCL-S<1>CS-<1><S> CS1スレーブアンテナ マスターアンテナと接続し最大2台までデジタルコードレスが接続できます

DCL-S<3>CS-<1><M> CS3マスターアンテナ 最大3台までデジタルコードレスが接続できます
DCL-S<3>CS-<1><S> CS3スレーブアンテナ マスターアンテナと接続し最大6台までデジタルコードレスが接続できます

DCL-PS-<1><K> デジタルコードレス CSアンテナと接続するコードレス電話機です

<24>CCLSTEL-<1> カールコードレス電話機

SAXAビジネスフォン コードレス

WS805 DECT式 コードレス電話機 1対1で接続します
DC600 デジタルコードレス電話機 1対1で接続します
CL825 カールコードレス電話機


NECビジネスフォン コードレス

IP8D-SZCL-3セット シングルゾーン デジタルコードレス電話機 1対1で接続します
CS-D2接続装置 マルチアンテナ 複数のデジタルコードレスを接続します
IP8D-8PS-3 マルチアンテナと接続するデジタルコードレス電話機です
DTZ-24BT-3D(WH)TEL カールコードレス電話機

既設ビジネスフォンにコードレス増設

現在ご利用中のビジネスフォンにコードレスを増設する場合は、次の確認が必要です

1対1のコードレスを増設する場合
①1対1の場合はビジネスフォン主装置の内線ユニットからアンテナを接続します。
内線ポートの空があるか確認が必要です

マルチアンテナの場合
②ビジネスフォン主装置にCSユニットが必要です。
CSユニットからアンテナへ接続しますので、CSユニットが実装されているか?ポートの空はあるか?
また、未実装の場合は主装置本体にユニットを挿入するスロットの空があるか?など確認します

増設コードレスの種類
③ビジネスフォンに収容するコードレスは、何でも付く訳ではありません。
各メーカー毎 各主装置の型番により、接続可能なアンテナとコードレスの種類があります。
この判断は電話工事業者へ問い合わせをしましょう。

 

コードレス アンテナの設置位置

 

コードレス アンテナ CS

 

アンテナは主装置から接続し設置しますが、コードレスを使用する想定エリアにて見通しの良い場所を選ぶのがポイントです。
20坪程度でワンフロア等の比較的狭い範囲で使用する場合は、主装置の上に設置しても問題ないですが、20坪以上で障害物が多いエリアや広範囲に及ぶ工場や店舗などでは、天井に設置するのがベストです。
主装置から点検口などを通じて天井配線を行い、コードレスの使用エリアの中央に設置します。

 

コードレスのメリット

 

電波が届く範囲なら、持ち運びが可能で移動しながら通話ができます。
アンテナの位置さえ移動しなければ、レイアウト変更時に電話機の移動がなく、容易に対応が可能です。
コードレス電話機本体が小さくポケットにも入るので、オフィス・工場・幼稚園など様々な場所で活躍します。

 

コードレスのデメリット

 

多機能電話機の18ボタンや24ボタンと比べ、デジタルコードレスは6か8ボタンと数が少なく、外線ボタンの割付設定が個別に必要となります。
例えば10番号あった場合、デジタルコードレスのボタン数は6か8なので、6番号か8番号しか、ボタンへ設定することができませんので、全ての番号で発信や鳴動させることができません。
また、コードレス電話機は、多機能電話機と比較し着信が遅延します。イメージとして多機能電話機が1~2コール鳴った後に、コードレス電話機が鳴動します。
着信後、すぐに電話を取り通話したい場合、コードレス電話機は不向きです
購入コストに関しては、置き型の多機能電話機より2倍程度高くなりますので使用用途によってコードレス電話機が必要か検討することが必要です

 

まとめコードレス電話機は機器がコンパクトで持ち運びに便利です。 電波さえ届けば、電話機の無線化が出来て業務効率が向上します。 ご紹介した通り各メーカーのコードレス電話機の特徴、アナログ・デジタル・DECTと種類があるので、自社の環境にあった電話機選びをしましょう。