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ビジネスフォン|電話機を増設する際に必要な情報

ビジネスフォン電話機増設の予備知識
2024.05.16
ビジネスフォン|電話機を増設する際に必要な情報



ビジネスフォン電話機増設の予備知識

人員が増えてビジネスフォン電話機を増設したい場合、「電話機の購入と電話工事」が必要になります
では、ビジネスフォン増設工事はどこに依頼すれば良いのでしょうか?
ビジネスフォンメーカーか、以前ビジネスフォンを導入したベンダーでしょうか?それとも工事があるから電話工事会社でしょうか?工事があるから電話工事会社か?
ここでは、お客様ご自身で電話機増設の見積もりを依頼するまでの予備知識を説明します



目次
1. ビジネスフォン電話機のメーカーを確認
2. ビジネスフォン主装置の型式を確認
3. ビジネスフォン電話機の型式を確認
4. ビジネスフォンの既設台数を確認



ビジネスフォン電話機のメーカーを確認


ビジネスフォン電話機を増設する場合、まずは、どのメーカーのビジネスフォンを使っているか確認します

ビジネスフォン国内主要メーカー
NTT・SAXA(サクサ)・NEC・日立・ナカヨ・Panasonic・OKI・富士通などです

通常は電話機ディスプレイの上にメーカー名の記載があるケースが多いです
また、ビジネスフォン主装置の筐体にも記載があります

これでビジネスフォンメーカーの確認ができます

 

ビジネスフォン主装置の型式を確認


ビジネスフォン主装置の型式を確認します
主装置とは、電話回線を収容して、各電話機へ繋げる業務用の電話設備システムです

ビジネスフォン主装置の場所が分からない場合は、まず、ネットワーク周りを探してみましょう
ONU(光回線終端装置)やルーター、ネットワークHUB等通信機器を纏めて置いてあるケースが多いです
その他、複合機の隣や、壁掛けになっている事もあります

下記はビジネスフォン主装置型式の一例です

NTTビジネスフォンの場合

Netcommunity SYSTEM αRX2
Netcommunity SYSTEM αGXタイプ1(S・M・L)
Netcommunity SYSTEM αGXタイプ2(S・M・L)
Netcommunity SYSTEM αNX(S・M・L)
Netcommunity SYSTEM αNX2(S・M・L)
Netcommunity SYSTEM αA1
Netcommunity SYSTEM αN1(S・M・L)
Netcommunity SYSTEM αZX(S・M・L)

(S・M・L)は主装置の大きさを意味します

SAXA(サクサ)ビジネスフォンの場合

ACTYS XT300
ACTYSⅢ HX300
Astral GT500(Std・Pro)
Regalis UT700(Std・Pro)
AGREA HM700(Std・Pro)
PLATIA PT1000(Std・Pro・Ult)
PLATIAⅡ PT2000(Std・Pro・Ult)
PLATIAⅢ PT3000(Std・Pro・Ult)

(Std・Pro・Ult)は主装置の大きさを意味します

NECビジネスフォンの場合

UNIVERGE AspireX
UNIVERGE AspireUX
UNIVERGE AspireWX
UNIVERGE AspireWXplus

これらの様な型式が主装置に記載されております

ビジネスフォン電話機の型式を確認


ビジネスフォン電話機の型式を確認します
ビジネスフォン電話機は多機能電話機と呼ばれ、家庭用電話機と比較し、電話機ディスプレイが大きく見やすくなっており、ボタン数が多いのが特徴です

型式は多機能電話機の裏に記載があります

・NTT電話機

Netcommunity SYSTEM αRX2が主装置の場合、MBS-12LSTEL-(1)・(2)、MBS-12LKSTEL-(1)
Netcommunity SYSTEM αGXタイプ1が主装置の場合、GX-(18)STEL-(1)(W)・(K)、GX-(24)STEL-(1)(W)・(K)
Netcommunity SYSTEM αGXタイプ2が主装置の場合、GX-(18)STEL-(2)(W)・(K)、GX-(24)STEL-(2)(W)・(K)
Netcommunity SYSTEM αNXが主装置の場合、NX-(18)STEL-(1)(W)・(K)、NX-(24)STEL-(1)(W)・(K)
Netcommunity SYSTEM αNX2が主装置の場合、NX2-(18)STEL-(1)(W)・(K)、NX2-(24)STEL-(1)(W)・(K)
Netcommunity SYSTEM αA1が主装置の場合、A1-(18)STEL-(1)(W)・(K)、A1-(24)STEL-(1)(W)・(K)
Netcommunity SYSTEM αN1が主装置の場合、A1-(18)STEL-(1)(W)・(K)、A1-(24)STEL-(1)(W)・(K)
Netcommunity SYSTEM αZXが主装置の場合、ZX-(18)STEL-(1)(W)・(K)、ZX-(24)STEL-(1)(W)・(K)

(18)(24)は電話機のボタン数、(W)ホワイト(K)ブラックを意味し、STELはスター配線方式のSです
中にはBTELの表記があるかも知れませんがこちらはバス配線方式のBとなります

・SAXA(サクサ)電話機

ACTYS XT300が主装置の場合、LD600(W)・(K)
ACTYSⅢ HX300が主装置の場合、TD710(W)・(K)、TD720(W)・(K)
Astral GT500(Std・Pro)が主装置の場合、TD510(W)・(K)、TD520(W)・(K)
Regalis UT700(Std・Pro)が主装置の場合、TD610(W)・(K)、TD620(W)・(K)
AGREA HM700(Std・Pro)が主装置の場合、TD615(W)・(K)、TD625(W)・(K)
PLATIA PT1000,PT2000,PT3000(Std・Pro・Ult)が主装置の場合、TD710(W)・(K)、TD720(W)・(K)、TD810(W)・(K)、TD820(W)・(K)、TD1010(W)・(K)、TD1020(W)・(K)

(PLATIAはⅠⅡⅢ共通電話機です)

・NEC電話機

UNIVERGE AspireXが主装置の場合、DTL-12D-1D(WH)・(BK)(DT300)、DTL-24D-1D(WH)・(BK)(DT300)、DTL-36D-1D(WH)・(BK)(DT300)
UNIVERGE AspireUXが主装置の場合、DTZ-12D-2D(WH)・(BK)(DT400) 、DTZ-24D-2D(WH)・(BK)(DT400)、DTZ-36D-2D(WH)・(BK)(DT400) ※1Dの場合は前期・2Dの場合は後期
UNIVERGE AspireWX・AspireWXplusが主装置の場合、DTK-12D-1D(WH)・(BK)(DT500)、DTK-24D-1D(WH)・(BK)(DT500)、DTK-36D-1D(WH)・(BK)(DT500)

ビジネスフォンの既設台数を確認


ビジネスフォン電話機は主装置に実装されている、内線ユニットから接続されております
内線ユニットは電話機を接続する基盤で、接続できるポート数の上限があります

各ビジネスフォンメーカーによって、内線ユニットのポート数が異なり、下記は一例となります

NTTビジネスフォンの場合:10SU(内線ユニット1枚で10台まで接続できる)

SAXA(サクサ)ビジネスフォンの場合:初実装で8ST(内線ユニット1枚で8台まで接続できる)
※初実装とはデフォルトで主装置に搭載されているユニットです

NECビジネスフォンの場合:8ESI・16ESI(内線ユニット1枚で8台or16台まで接続できる)

現在設置されている多機能電話機の台数を数えれば、内線ユニット追加の有無が必要か判断ができます

例えば、NECビジネスフォンで既設電話機が5台ならば、主装置には最低限8ESIが実装されている為、3台は増設可能となります

電話機の台数を確認する事が、電話機が増設可能かどうかの判断材料になります

まとめビジネスフォンの多機能電話機増設を依頼するにあたり、必要な情報は、メーカー・主装置の型式・電話機の型式・既設電話機の台数です

この情報を電話工事会社や、ビジネスフォン販売店へ伝えれば増設可能か判断してくれるはずです
まずは自社のビジネスフォンの状況を確認してみましょう