ビジネスフォン|メタル回線(アナログ・INS)からひかり電話へ移行する方法
一昔前、ビジネスフォンに収容する電話回線はメタル回線でアナログ回線・INS回線が主流でした
昨今はひかり電話が主流となり、メタル回線と比較し基本料金・通話料金共に大幅に安くなってます
ここでは、現在契約中のメタル回線からひかり電話へ同番移行しビジネスフォンへ収容する手順と注意点を解説します
ビジネスフォンでメタル回線からひかり電話へ移行するメリット
最大のメリットは、基本料金・通話料金の安さになります
■メタル回線の場合
INS回線2契約・アナログ回線1契約時の例です
INS回線は同時通話数が2chなので、2本契約で4ch通話をビジネスフォンへ収容
アナログ回線は1chとなりFAXへ単独収容
<<事務用>>
INSネット64・ライトプラン 月額:3,530円×2=7,060円
アナログ回線ライトプラン 月額:2,750円
メタル回線合計基本料金:9,810円 となります
■ひかり電話の場合
メタル回線と同条件でひかり電話へ移行した場合の料金です
ひかり電話オフィスタイプ
基本料金:3ch1番号 1,300円
複数チャンネル:1ch 400円×2=800円
追加番号:1番号 100円
ひかり電話合計基本料金:2,200円
メタル回線と比較し、月額7,610円のコスト削減となります
(年間91,320円の削減)
基本料金は月額7,610円のコスト削減にプラスして、ひかり電話の通話料は固定電話へ発信した場合8円/3分と安くなってますので通話料金の削減にもなります
ビジネスフォン収容中のメタル回線の確認
まずは、現在、回線事業者と契約しているメタル回線の確認を行います
確認事項として下記となります
・アナログ回線かINS回線か確認する:NTTの請求書に契約内容の記載があります
・電話番号を確認する:現在保有している電話番号・FAX番号を全て確認します。ご自身で全て正確に把握されていれば問題ないですが、
NTT請求書に記載の無い、iナンバー追加番号やDI(ダイヤルイン)番号などがあります
念の為NTT116へ電話し、契約番号全てを確認することが大事です
ビジネスフォンでメタル回線の使用状況を確認する
現状、アナログ回線やINS回線で何に接続されているか正確に確認します
使用用途としてビジネスフォン収容の電話番号なのか、FAX番号なのか、把握します
さらに、警備などの契約をしている場合、警備端末へ接続している電話番号やCAT回線用の番号なども調べます
警備に関しては、事前に警備会社へ連絡し、現在メタル回線からひかり電話へ移行するが、問題ないか確認します
警備端末によって、アナログ回線やINS回線のみ接続可能な機器もあります
ビジネスフォン主装置のユニット確認
現在ビジネスフォンでメタル回線を収容しているのであれば、主装置には外線収容ユニットと呼ばれるCOIユニット(アナログユニット)BRIユニット(INSユニット)が入っております
ひかり電話へ移行するならば、主装置に「ひかり電話直収ユニット」が必要です
ここ数年で普及したひかり電話なので、ビジネスフォンが古い場合は「ひかり電話に対応していない」場合があるので事前に確認が必要となります
ご自身では判断がつかない場合はビジネスフォン販売店や電話工事業者へ確認しましょう
ひかり電話の申込方法
NTT116へ連絡し、現状のメタル回線から、ひかり電話へ移行する旨を伝えます
既契約中のフレッツ光のONUへ移行するケースがほとんどなので、ONU機器に記載してあるCAF番号を控えておきます
そして移行する電話番号・ch数・ナンバーディスプレイ等のオプションの有無など申し込みを行い、工事日が決定します
既契約のONUへ番号移行の場合は「出合い工事」と呼ばれ、NTTから指示があった「出合い先番号」へ電話すれば自動的に切り替わります
ビジネスフォン ひかり電話へ切替当日
切替当日は、電話を止めても良い時間帯を選びます
ただし、NTTの出合い工事窓口は9:00~17:00までとなりますので、その時間内に行います
一番多い時間帯は、比較的電話の少ない12:00~13:00です
ひかり電話への切り替え最中はビジネスフォン主装置のユニット差替えや、「ひかり電話直収ユニット」へのデータ設定が必要となり、おおよそ30分程度電話が止まります