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NEC ビジネスフォン UNIVERGE Aspire 6 発売について

2025.06.12
NEC ビジネスフォン UNIVERGE Aspire 6 発売について



UNIVERGE Aspire 6

「NEC Aspire 6」は、NECプラットフォームズが提供する法人向けのユニファイドコミュニケーション(UC)システム「UNIVERGE Aspire」シリーズの最新モデルです。 2025年8月より販売が開始される予定

 



■高品質・高信頼の音声通話環境

これまでの「UNIVERGE Aspire」シリーズの技術を継承し、高品質な音声通話を提供します。複数の通信キャリアに対応し、拡張性も向上しています
高品質・高信頼の音声通話環境:ポイント解説 1. IP・アナログ・デジタルの多様な回線に対応 IP回線(VoIP)、アナログ回線、ISDN など、多様な通信回線に対応し、柔軟なネットワーク構成が可能
新旧の通信インフラが混在する環境でも導入・運用がしやすい
2. エコーキャンセレーション/ノイズリダクション機能 通話時のハウリングや環境音を低減する技術を搭載
騒がしいオフィスや工場、介護施設などでも、クリアな音声品質を実現
3. 冗長構成・バックアップ対応で高信頼性 システムの**二重化(冗長構成)**が可能
例:コントロールユニットのバックアップ用ユニットを設置
停電や障害時でも業務への影響を最小限に抑えるフェイルオーバー機能を備える
4. QoS(Quality of Service)対応
ネットワーク上で音声通信の優先制御を行うことで、音声の遅延や途切れを防止
他のデータ通信(ファイル転送・動画会議など)と同時に使用しても、安定した音声品質を維持
5. 最新コーデック対応(G.722、G.729など)
高音質通話を可能にする**ワイドバンド音声コーデック(G.722など)**に対応
通話相手も対応していれば、より自然な会話が可能

■UCツールとの連携強化

UCツールとの連携強化:主な内容
1. クラウド型UCサービス「UNIVERGE BLUE」との統合
Aspire 6は、NECのクラウド型UCサービス「UNIVERGE BLUE」とのシームレスな連携を実現
統合コミュニケーション(音声、ビデオ、チャット、ファイル共有、会議など)を1つのプラットフォームで一元管理可能
オンプレミスとクラウドのハイブリッド運用もサポート
2. Microsoft Teamsとの連携
Microsoft Teamsとの**音声通話連携(通話の着信・発信)**に対応
社内のPBX(Aspire 6)とTeamsをつなぐことで、社外からの通話もTeams経由で受発信できる
3. スマートデバイスとの連携(モバイルUC)
スマートフォンに「UNIVERGE ST500」アプリを導入することで、スマホを社内内線端末として利用可能
在宅勤務や出張時でも、社内の電話番号での発着信が可能になり、テレワークやリモートワークに最適
4. プレゼンス管理とチャット機能
プレゼンス情報(在席・離席・取り込み中など)を活用し、的確なタイミングで連絡が取れる
チャット機能により、非同期コミュニケーションの効率化も図れる
これらの機能強化により、業務効率の向上やコミュニケーションの迅速化を実現。特に、クラウドとオンプレミスを連携させた柔軟な設計は、多様な働き方(オフィス・リモート・モバイル)に対応する現代のビジネスにフィットします


■スマートフォンとの連携

「UNIVERGE ST500」アプリを使用することで、iPhoneやAndroid端末に内線電話機能を提供します。これにより、ナースコール装置との連携が可能となり、介護施設などでの通話や連携がスムーズになります

スマートフォンとの連携機能:ポイント解説
1. 「UNIVERGE ST500」アプリの活用
スマートフォン(iOS/Android)に専用アプリ 「UNIVERGE ST500」 をインストールすることで、スマホが**社内電話機(内線端末)**として機能
モバイル端末でも「会社の代表番号」で発着信可能

<<メリット>>
テレワークでも内線通話が可能
外出中でもオフィス番号で電話が取れる(BYOD対応可)
2. ナースコール装置との連携(医療・福祉向け)
スマホ連携により、ナースコールをスマートフォンで直接受信/対応できる
特に介護施設・病院などで有効で、迅速な応答・対応が可能
3. 1番号・1端末運用が可能
社用スマホと社内電話が同一番号での一元管理可能(Dual Ringやフォーク機能など)
外線・内線を1台のスマートフォンで運用できるため、機器管理や通話コストの最適化が可能
4. セキュリティ機能
SIP登録時の暗号化対応(TLS/SRTP)により、通信内容の盗聴や改ざんを防止
紛失時のリモート制御(ログアウトや設定初期化)も可能
5. Wi-Fi/LTE両対応
通話は社内のWi-Fiネットワーク、社外ではLTE/5G回線を通じて行える
通信環境を自動で切り替えることで、音声通話の中断を最小限に

<<主な利用シーン>>
利用場所 利点
テレワーク 自宅で社内内線を使用し、在席管理や会議参加もスマホで完結 営業職 外出先でも代表番号から発信・着信でき、顧客対応がスムーズ 医療/介護 スマホでナースコールに即応でき、職員の動線短縮・効率化

■リモート保守管理

クラウド型統合管理サービス「NetMeister」を通じて、リモートでの保守管理が可能です。これにより、ネットワークシステムの運用管理業務の効率化が図れます
NEC「UNIVERGE Aspire 6」のリモート保守管理機能は、企業やIT管理者の運用負担を軽減し、障害対応や設定変更を迅速に行うための重要な機能です。以下に詳しく解説します

<<リモート保守管理の特徴(UNIVERGE Aspire 6)>>
1. 「NetMeister(ネットマイスター)」によるクラウド統合管理
NECのクラウド型統合管理サービス「NetMeister」と連携
Aspire 6をはじめ、ルーター、PBX、ネットワーク機器などをインターネット経由で一括管理可能
<<できること>>
リアルタイムの稼働状況確認(オンライン/オフライン、通話状況など)
ソフトウェアバージョンの確認・更新
通信障害やアラームの自動通知
設定のバックアップや復元
2. 障害発生時の迅速な対応
障害発生時にNetMeisterがアラート通知(メールなど)を送信
管理者は遠隔から即時に状況を確認・初期対応が可能
物理的な訪問が不要なため、保守コスト削減と対応スピードの向上が実現
3. 定期点検・アップデートもリモートで対応
ソフトウェアやファームウェアのアップデートを計画的にリモート配信可能
機器ごとに設定をテンプレート化し、多拠点展開でも効率よく導入・管理ができる
4. セキュアな接続と操作履歴の記録
リモート接続はSSL/TLSによって暗号化
管理者の操作はログとして記録され、**トレーサビリティ(操作履歴の追跡)**が確保される
5. 多拠点・複数端末の一元管理に最適
支社・工場・店舗など、全国にある複数拠点の機器をクラウド上から集中管理
管理者の移動負担を減らし、人手不足にも対応

<<活用シーンの一例>>
業種 利用例 小売チェーン 全国の店舗PBXの一括監視と障害時の即応 医療・福祉施設 ナースコールシステムと連携した通話機器の定期点検を遠隔対応 製造業 工場間通信設備のトラブル発生時、IT管理者が現地に行かず対応