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ビジネスフォン|OG・VG(オフィスゲートウェイ)を設置する理由

NTT-OG_VG
2022.09.08
ビジネスフォン|OG・VG(オフィスゲートウェイ)を設置する理由



ビジネスフォンOG・VG(オフィスゲートウェイ)

OG・VG(オフィスゲートウェイ)とは、NTTひかり電話を利用する為のVoIPルーターで、ビジネスフォンに接続するインターフェースをアナログやINSへ変換し接続する機器です
ここでは、OGからビジネスフォンへの接続方法と、OG・VGを廃止しひかり電話をビジネスフォンへ直収する方法を解説します



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OG・VG(オフィスゲートウェイ)の役割
OG・VG(オフィスゲートウェイ)を廃止したい



OG・VG(オフィスゲートウェイ)の種類と価格


まずOG・VG(オフィスゲートウェイ)の型番は2種類あり、必ず最後が「a」と「i」となっております
「a」の意味は、インターフェースをアナログへ変換し、「i」はINS(ISDN)のインターフェースへ変換する事です
OG・VG(オフィスゲートウェイ)の型番はVGかOGから始まり、次に「4」か「8」から始まります
VG4303やVG830aです

この「4」と「8」は何が違うのか?

ひかり電話をOG・VG(オフィスゲートウェイ)へ収容できるch数(チャンネル数)となります

「4」で始まる数字は、ひかり電話を最大4chまで収容可能、「8」は8chとなります

OG・VG「a」のアナログインターフェースの種類

Netcommunity VG430a
Netcommunity VG830a
Netcommunity OG410Xa
Netcommunity OG810Xa
Netcommunity VG420a-W
Netcommunity VG820a-W

OG・VG「i」のINS(ISDN)インターフェースの種類

Netcommunity VG430i
Netcommunity VG830i
Netcommunity OG410Xi
Netcommunity OG810Xi
Netcommunity VG420i-W
Netcommunity VG820i-W

OG・VG(オフィスゲートウェイ)の価格

OG・VGの価格は、NTTからレンタルし毎月支払うか、機器を買取するかの2通りがあります
また、最大収容可能数の「4ch」と「8ch」で金額が異なります

4ch収容 VG/OG NTTレンタル費用1,000円 買取40,000円
8ch収容 VG/OG NTTレンタル費用1,500円 買取60,000円

OG・VG(オフィスゲートウェイ)の役割


ひかり電話をOG・VG(オフィスゲートウェイ)へ接続し、アナログかINSのインターフェースへ変換する役割があります
OG・VGからビジネスフォンへ接続する場合、主装置のユニットはアナログのCOIユニットかINSの(BRI)ユニットとなります
例えば以前からビジネスフォンでINS回線を使っていた場合に、INS回線を廃止し、同番号移行した際、OG・VG430iや830iを設置すればビジネスフォン主装置のユニットは買い替える事無く、既存のBRIユニットが流用できます
アナログ回線からの同番移行であればOG・VG430aや830aとなります

また、OG・VG(オフィスゲートウェイ)はルーター機能も兼ね備えてますので、PPPoE・プロバイダ情報を設定すればインターネットとの接続もできます
WAN側のインターフェースは430で10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T、1ポートだけありますのでOG・VGからLANケーブルでネットワークHUBで接続し、各PCや複合機などに分配します

OG・VG(オフィスゲートウェイ)のメリット


オフィスで、OG・VG(オフィスゲートウェイ)を使う方法として、ひかり電話をOG・VGで接続し、430aなどのアナログインターフェース変換すれば、単独電話機(家庭用電話機)の接続ができます
単独電話機(家庭用電話機)なので内線通話や保留転送は出来ませんが、ビジネスフォンを購入しなくても、4chや8chの同時通話が可能となります

イメージとして下記の通りです

OG430aの場合
□TEL1ポート 03-0000-0000 単独電話機
□TEL2ポート 03-0000-0000 単独電話機
□TEL3ポート 03-0000-0000 単独電話機
□TEL4ポート 03-0000-0001 FAX機

OG・VG(オフィスゲートウェイ)にはビジネスフォンほど、利便性は良くないですが、大幅にコスト削減になるメリットもあります

OG・VG(オフィスゲートウェイ)を外してビジネスフォンへ直収する方法


上記で、OG・VG(オフィスゲートウェイ)の役割や価格を説明してきましたが、OG・VGは「アナログかINS」変換され、NTTレンタル料が発生します
このOG・VGを外して(廃止し)ひかり電話をビジネスフォンへ直収できないだろうか?
主装置にひかり電話直収ユニットを実装すれば可能です
今まではひかり電話→OG・VG→ビジネスフォンの接続方法を、ひかり電話→ビジネスフォンへ変更すれば、OG・VGを外すことができます

ひかり電話直収ユニットには、電話を収容する以外に、WAN・LANポートがあるので、ここから外部ルーターへ接続しインターネットの利用も可能です

ひかり電話直収をする事によりOG・VGのレンタル料金4chなら1,000円、8chなら1,500円が不要となりランニングコストの削減となります

※重要な注意事項:OG・VG(オフィスゲートウェイ)を外し、ご自身では廃止したつもりでも、NTTへ廃止(解約)手続きを行わないと、NTTレンタル料金は永久に請求されます
「必ずNTTへ連絡し解約しましょう」
解約後は、NTTからOG・VGの回収キットが送られてくるので、機器を入れて発送すれば手続き完了となります
(買取の場合はご自身の所有物なので、解約手続きや返送は不要です)

まとめ本記事では、OG・VG(オフィスゲートウェイ)の種類・役割・価格を解説しました

OG・VG(オフィスゲートウェイ)にはNTTレンタル料金が発生し、廃止するには、ひかり電話をビジネスフォンへ直収する方法もあります

OG・VGのレンタルコストと、ひかり電話ユニットの購入コストを比較し、OG・VGを継続するか、OG・VGを廃止するか検討しましょう