ビジネスフォン|買い替えの際に価格・見積書で注意すべき事項
ビジネスフォンの新設や買い替えなどで気になるのは価格だと思います。
皆さん当然、「適正価格」で「問題なく取り付け」を行ってくれる業者が良いと考えている事でしょう。
いつも決まったビジネスフォン販売業者の担当者へお願いしているから大丈夫、とりあえず調べる時間が無く面倒だからお任せで。
果たして、自社の通信機器ビジネスフォンを購入する際にそれでよいでしょうか?
ここでは、ビジネスフォンの価格の見方と見積書の注意すべき事項を解説します
1度買ってしまえば、5年~7年は使えるビジネスフォンですが、ビジネスフォン機器や電話工事の知識がなく、見積もりされた通りに契約を行っていませんか?
不必要な機器やユニットが入っていた事や、見積書に記載の機器が納品されなかったことなどありませんか?
ビジネスフォンが適正価格になっているか見分け方をご説明いたします
ビジネスフォン購入に掛かる費用
ビジネスフォンを購入する際かかる費用は、大きく分けて「機器代金」と「電話工事代金」となります
「機器代金」はビジネスフォン機器(主装置・ユニット・電話機)で、「電話工事代金」は実際にビジネスフォンを取り付けする費用です
多くの場合が、ビジネスフォン機器販売業者が電話機の設置まで行う為、「機器代金」と「電話工事代金」は同一業者へ支払います
ビジネスフォン見積書の注意事項
ビジネスフォンは「主装置・ユニット・電話機」と3つの構成に分かれます
まず、主装置はメーカーによって仕様が異なりますがS・M・Lと電話回線収容本数と電話機の台数によってクラスが分けられます
電話機10台以下の設置ならば「Sクラス」となりますが、この台数に対し「Lクラス」の御見積りになっていることがあります
クラスが上がることで「購入金額は倍以上」となる為、実際に接続する台数と見合った主装置のクラスか判断します
ユニットに関しては「要注意」です
ビジネスフォン主装置内部に実装されるユニットですが、実際、電話工事の時に「何のユニットを実装したか」「見積書記載のユニットなのか」見てませんよね?
特にユニットの型番は「8ESI」や「2SLI」など素人には判断できない名称となってます
「8ESI」は8台分の電話機が接続出来る内線ユニットです
「2SLI」は2台分の単体電話機(受付電話機)やFAXが収容できるユニットです
電話機の台数や単体電話機の接続数とユニット構成が適正なのか、1つ1つ判断していきます
電話機は単純で、「設置する電話機の台数」があっているかを確認するだけです
ただコードレスなどを使用する場合は、コードレスに電波を飛ばす「CSアンテナ」がありますので、見積書の台数分CSアンテナが設置されてるか確認しましょう
ビジネスフォン見積書の見方
ビジネスフォンを購入する場合、まず見積書を確認すると思いますが、その見積書の見方について説明します
ビジネスフォンの見積書は「機器代金」と「電話工事代金」の2つに分かれます
下記は見積書明細の例です
主装置-S:説明(Sクラス主装置本体です)
主装置据置用品:説明(主装置の足です)
停電用バッテリー:説明(主装置に内蔵する停電バッテリーです)
4BRU:説明(ひかり電話を4chまで収容できる外線ユニットです)
10SU(電話機を10台まで接続できる内線ユニットです)
SLU(FAXや受付電話機などを2台まで接続できる単体電話機ユニットです)
多機能電話機18ボタン(W):説明(18個のボタンがある白い多機能電話機です)
いかがでしょうか?
10SUだけ記載があっても、どの様に必要なユニットか分かりません
10SUとは、10スターユニットの略で電話機を10台まで接続できる内線ユニットとなります
このような説明書きがあれば、本当に必要なユニットなのかご自身でも判断できます
不明なユニットやライセンスなどあれば必ず販売店に用途を確認しましょう
続いて電話工事です
「ビジネスフォン取付工事一式」と見積書に記載がある場合は要注意です
通常ならば、下記の内訳があります
派遣費:説明(交通費や近隣駐車場代です)
主装置設置・設定:説明(主装置を設置して外線と電話機が使えるようにデータ設定します)
留守番電話設定:説明(オプション設定費用です)
電話機設置×台数:説明(設置費用1台いくらなのか記載があります)
FAX内線収容×台数:説明(設置費用1台いくらなのか記載があります)
部材費:説明(新設工事の場合、電話配線代やローゼットなどに掛かるケーブル・部品費用です)
ビジネスフォン設置工事も何を何台取付して、何の設定をするかが正確に見積書に記載してないと、トラブルの原因になります
もし、「ビジネスフォン取付工事一式」だけだった場合は、必ず内訳を出してもらいましょう